ガソリンバイクと電動バイク:未来の二輪市場の主役はどっちだ?

よもやま話

このブログを読んでもらっているという事はあなたもバイク乗りだと思いますが、愛車はガソリンエンジンですか?それとも電動モーター?

先日出勤中の信号待ちで私の前にいたバイクのエンジン音が聞こえないんでアイドリングストップしてるのかと思ったら、走り出しも聞こえなかったのでたぶん電動だったんじゃないかと。

今までは風を切って走るライダーの相棒といえば、ガソリンエンジンを搭載したバイクでした。

独特のエンジン音、振動はバイク乗りにとってかけがえのない魅力ですよね。

しかし近年、地球温暖化対策や環境意識の高まりを背景に、まだほんの少しではありますが電気を動力とする電動バイクが静かに、しかし確実に存在感を増してもいます。

そんなガソリンバイクと電動バイクが今後の二輪市場でどのように需要を推移していくのでしょうか?今回の記事では、それぞれのメリット・デメリットを調べてみたので比較しながら、未来のバイクシーンを予測して行きます

現在の市場動向:依然としてガソリンバイクが主流、電動バイクはまだ成長途中

現状の二輪市場においては、やはりガソリンバイクが圧倒的なシェアを占めていますね。

総合バイク販売店でも電動バイクを見かけることはほぼ無いですし、特に趣味性の高い大型バイクや、長距離走行を目的としたモデルでは、ガソリンエンジンがその信頼性と航続距離の長さから根強い人気を誇っています。

しかし、電動バイクの市場も着実に成長を続けています。

都市部を中心に、通勤や近距離の移動手段として、静かで環境負荷の少ない電動バイクの利便性が注目されているようです。

また、各メーカーからの魅力的な新型モデルの登場や、車種によっては政府や自治体による購入補助金も、電動バイクの普及を後押しする要因となっています。

電動バイクのメリット:環境性能、静粛性、そして新たな走行体験

電動バイクの最大のメリットは、走行中にCO2などの排出ガスを一切出さない(ゼロ・エミッション)環境性能の高さじゃないでしょうか。

地球温暖化対策が世界的の課題となっている現代において、ゼロ・エミッションで走行できる電動バイクは、持続可能な社会の実現に貢献する重要な選択肢となります。

また、ガソリンバイクと比較して圧倒的に静かな走行音も、電動バイクの大きな魅力ですね。

住宅街での早朝や深夜の走行でも騒音を気にすることなく、周囲への配慮が可能です。

さらに、モーター駆動によるスムーズな加速や、低重心による安定した走行性能など、ガソリンバイクとは異なる新たな走行体験が出来るでしょう。

電動バイクのデメリット:航続距離、充電インフラ、そして価格

一方で、電動バイクにはいくつかのデメリットもありますね。

ガソリンバイクと比較して航続距離が短いことや、充電に時間がかかること、そして充電ステーションのインフラがまだ十分に整備されていないことなどが挙げられます。

特に長距離ツーリングを好むライダーにとっては、これらの点が大きな懸念材料となります。

また、現時点では、同クラスのガソリンバイクと比較して車両価格が高くなる傾向があります。

バッテリー技術の進化や量産効果によって、将来的には価格差が縮小していくと予想されますが、現状では初期投資の負担が大きいと私は感じます。

ガソリンバイクのメリット:長い航続距離、豊富なモデル、そして歴史と伝統

ガソリンバイクの最大のメリットは、なんといっても長い航続距離です。

一度の給油で数百キロメートル以上走行できるモデルも多く、長距離ツーリングやアドベンチャーライドなど、様々な用途に対応できます。

また、長年にわたる技術の蓄積により、エンジンの信頼性も高く、世界中に整備ネットワークや燃料供給インフラが確立されています。

さらに、スポーツモデル、ツアラー、オフロードバイク、クルーザーなど、豊富な車種がラインナップされており、ライダーが自分の好みに合った一台を選ぶことが出来ます。

そして何より、ガソリンバイクには、その歴史と伝統に裏打ちされた独特の魅力があります。エンジン音、振動、そしてライディングフィールは、多くのライダーにとってかけがえのないものです。

ガソリンバイクのデメリット:環境負荷、騒音、そして維持費

ガソリンバイクのデメリットとしては、走行中に排出ガスを出すことによる環境負荷の高さが挙げられます。

また、エンジン音や排気音は、場所や時間帯によっては騒音問題を引き起こす可能性があります。

私も9時前は大通りまで押していってエンジンをかけますし、20時以降は大通りからエンジンをきって帰ってきます。なので忘れ物をすると非常に面倒です。

さらに、ガソリン代やエンジンオイル、フィルターなどの消耗品の交換といった維持費が、電動バイクと比較して高くなる傾向があります。

未来の市場予測:電動化の波は不可逆的か?ガソリンバイクの生きる道は?

それでは、未来の二輪市場はどのように推移していくのでしょうか?世界的な脱炭素化の流れや、各国の環境規制の強化などを考慮すると、電動バイクの需要は今後ますます増加していくと予想されます。

特に都市部においては、通勤・通学などの日常使いにおいて、電動バイクの利便性が高く評価され、シェアを拡大していくでしょう。

一方で、趣味性の高い大型バイクや、冒険心を掻き立てるアドベンチャーモデルなど、ガソリンバイクならではの魅力を持つカテゴリーは一定の需要を維持していくと考えられますし、ガソリンエンジン特有のフィーリングや、長距離走行性能は、電動化が難しい領域かもしれません。

しかし、技術革新によって電動バイクの航続距離や充電時間が改善され、充電インフラが拡充されれば、これまでガソリンバイクが担ってきた役割の一部を電動バイクが担うようになる可能性も十分にあります。

バッテリー技術の進化や、新たな充電方式の開発など、今後の技術動向が市場の勢力図を大きく左右することになりそうです。

日本市場の動向:独自の規制と電動化への取り組み

日本においては、欧米諸国と比較して電動バイクの普及はまだ緩やかですが、近年、政府や自治体による購入補助金制度の導入や、国内メーカーによる電動モデルの開発など、電動化に向けた動きが活発化しています。

日本の二輪市場は、通勤・通学などの日常利用に加え、趣味性の高い中・大型バイクの需要も根強く、独自の市場構造を持っています。そのため、電動バイクの普及も、まずは都市部を中心とした近距離移動のニーズに応える形で進んでいくと考えられます。

一方で、日本の高い技術力を活かした高性能な電動バイクの開発や、全国的な充電インフラの整備が進めば、将来的にはレジャー用途やツーリング用途においても、電動バイクが魅力的な選択肢となる可能性を秘めているので期待したいところですね。

結論:多様なニーズに応える二つの選択肢

ガソリンバイクと電動バイク、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましたが、どちらが未来の二輪市場の主役になるかは、まだ断言することはできません。

しかし、環境意識の高まりや技術革新の流れを考えると、電動バイクの需要が今後増加していくことは間違いないでしょう。

一方で、ガソリンバイクが持つ独特の魅力や、長距離走行性能といった強みも依然として重要であり、両者がそれぞれの特性を活かしながら共存していく可能性も十分に考えられます。

未来のバイク市場は、多様なニーズに応えるために、ガソリンバイクと電動バイクという二つの選択肢が存在する、そんな時代になるのかもしれません。私たちライダーは、それぞれのバイクの特性を理解し、自身のライフスタイルや価値観に合った一台を選ぶことができるようになるでしょう。

そして、どちらのバイクを選ぶにしても、風を切りバイクを走らせる喜びは変わらないはずです。

未来のバイクシーンが、より多様で、よりエキサイティングなものになることを期待しましょう!

コメント

error: Content is protected !!