バイクを乗る上で欠かせないアイテム、それがヘルメットです。安全性を確保するだけでなく、自分のスタイルや快適さを追求することも可能です。ヘルメットの種類とそれぞれの特徴、また選び方のポイントを詳しく解説します。
バイクヘルメットの重要性
バイク事故における頭部へのダメージを軽減するため、ヘルメットは必ず着用する必要があります。ヘルメットの選び方によって、快適なライディングが可能となります。
日本の法令と安全基準
日本ではヘルメットの着用が法律で義務付けられています。
JIS規格やSNELL規格など複数の安全基準があり、バイク用品店で購入するならまず問題ないですがそれを満たしている製品を選ぶことが大切です。
ヘルメットの種類
バイクヘルメットは主に以下の5種類に分類されます。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったモデルを選ぶことが重要です。
・フルフェイスヘルメット
最も一般的なタイプで顔と頭全体をカバーします。見た目の通り最高レベルの安全性を誇り、風や音からも保護されます。
・ジェットヘルメット
顔部分が開放されているタイプ。安全性はフルフェイスに劣りますが視界が広く得られ涼しさも特徴です。雨や虫から顔を守る為に後からシールドを取り付けることも可能です。
・モトクロスヘルメット
モトクロスやオフロード走行向けのヘルメット。顎が張り出したデザインが特徴で、通気性が良くゴーグルと併用されます。個人的にはデザインのかっこいい物が多くて好きです。
・システムヘルメット
フルフェイスとオープンフェイスの中間的な存在。顎部分のバイザーを開け閉め可能で、自由度が高いです。
・ハーフヘルメット
頭の半分を覆うだけのコンパクトなデザイン。軽量で持ち運びが容易ですが、安全性は最も低いとされています。
各種類の特徴
・フルフェイスヘルメット
- 安全性:頭部全体をカバーし、シールドで雨や虫も防ぐ。
- 風の影響を受けにくい:快適な走行が可能。
- 静粛性:エンジン音や風音が少なく集中しやすい。
- 重量:全体をカバーするので他のヘルメットに比べて重い。
・ジェットヘルメット
- 視界の広さ:左右の視野が広がり、安全な運転が可能。
- 軽快なデザイン:街乗りに最適。
- シールド:後付けが可能で種類が豊富。
・モトクロスヘルメット
- 安全性:フルフェイス同様顔全体と頭をカバーする。
- 通気性:顎部分が広く通気性は抜群。
- ゴーグルとの併用:シールド付きの物もありますがゴーグルとの併用で個性が出せる。
- 重量:フルフェイスに比べて軽い物が多い。
・システムヘルメット
- フレキシブルな使用法: 開閉可能で、街乗りからツーリングまで幅広く対応。
- 重量:開閉機能があるため大きくて重い。
・ハーフヘルメット
- 軽量でコンパクト: 非常に扱いやすい。
- スタイリッシュ: カスタマイズがしやすいデザイン。
- 安全性:1番低い。
ヘルメットの選び方
・自分のスタイルに合ったヘルメットの選択
自分のライディングスタイルに応じたヘルメットを選ぶことも重要です。ツーリングが多いならフルフェイス、街乗りが多いならオープンフェイスといった感じですね。
・フィット感の重要性
サイズとフィット感は極めて重要です。試着して実際に装着感を確かめましょう。自分に合っていないヘルメットは衝撃を上手く吸収出来なかったり、転倒時に脱げてしまう可能性もあります。
・安全基準の確認
JIS規格やSNELL規格の物か確認することが重要です。ヘルメットを被っていても安全基準を満たしていない物では被っていないと同じです。安全第一で行きましょう。
・価格帯とコストパフォーマンス
低価格な方が嬉しいですが、だからといって安全性を妥協することはできません。高額なものほど良いというわけでもないと思うので自分にとっての適正価格のものを選びましょう。
・ヘルメットのメンテナンスと寿命
ヘルメットは使用環境などで劣化します。大手メーカーでは「購入後」だったり「最初に着用してから」など言い方は違いますが3年で買い替えを推奨していますが、強い衝撃を与えなければ5〜7年は持ちます。食べ物で言う賞味期限と消費期限みたいなものですね。
まとめ
ヘルメットはバイクと同じで気に入った物を選ぶのが1番ッ!なのですが、価格やデザインなどなかなか100%気に入るヘルメットと出会うことは非常に難しいです。それでも自分に合ったヘルメットを見つけることで気分も上がりますしライディングの楽しさが増します。何かの雑誌で見たのか『バイクに乗ることは自分に合うヘルメットを探す旅だ』と言う文を見つけて、なるほどと思ったのを思い出しました。これを読んでくれたあなたもぜひ自分にぴったりのヘルメットを見つけて、安全第一で楽しいバイクライフを満喫してください。