初心者でも出来るウインカー交換ガイド

カスタム

はじめに

ウインカーは車線変更や右左折などの意思表示を周囲に知らせて走行をスムーズにするうえで重要な保安部品のひとつですが、自分好みの物に交換するのが比較的簡単なパーツでもあります。

私は最初にカスタムするのはウインカーが多いです。

自分で交換することが出来れば費用を抑えられるだけでなく自分のバイクへの愛着も湧きますし、構造を理解していく勉強にもなるので挑戦してみましょう。

大掛かりな作業だろうと簡単な作業だろうとジャッキを使って車体を真っ直ぐに立てた方が断然作業し易いです。

写真は当時買ったばっかりのジャッキがボロボロになるのが嫌だなぁとジャッキの下に紙袋ひいてるし、フレームが傷付かないように間にタオルを挟んでますが滑るかもしれないのでやめましょう。(苦笑)

今じゃ両方とも傷まみれです。

古いウインカーを外す

古いウインカーを外す前にバッテリーから配線を外しておいてください。そうすることで思わぬところでのショートを防ぐことができます。バッテリーから配線を外すときはアースを先に外し、繋ぐときはアースが後です。

写真はヤマハのドラッグスタ−250になりますが、ほとんどのバイクがフロントウインカーの端子接続部はヘッドライトの中で繋がってます。

右が緑色と黒で左が茶色と黒で、ギボシ端子が使われているので取り替えは簡単ですが、差し込みがあまいと接触不良を起こしやすいので差し込む時はメス端子のツメとオス端子の窪みがしっかり噛み合うまで差し込んでください。

リアはだいたいサイドカバー内かシートの下でカプラーになってます。

このカプラーには5本接続されていて、テールランプのプラス配線2本(青地に赤色と黄色)左右ウインカーのプラス配線が各1本(右が緑色で左が茶色)有りますがアースは1本(黒色)しかありません。

このカプラーからの配線を辿っていくとリアウインカーを接続しているギボシ端子にたどり着くはずです。

ドラッグスタ−250だとリアフェンダーを外す必要があるのでタンデムシート・シングルシート・シングルシート下のリアフェンダーから出ているカプラー・リアフェンダー の順番で外します。

タンデムシートですがナットの位置が狭く袋ナットが使用されてるので12ミリのロングソケットを使ってラチェットで外す方が楽です。

リアフェンダーを外すとテールランプ類を留めているボルトのナットがフェンダーの内側に3つと配線を固定しているネジが2つあるのでこれを外します。

テールランプ側の写真に写っているギボシ端子を全て抜きます。

純正ウインカーのナットはとても外しにくいですが17のスパナを使って取ります。

これで中間のハーネスがフリーになりました。

新しいウインカーの取り付け

新しいウインカーはフロントはステップのボルトでステーを共締して固定、リアはサスペンションのスイングアーム側のボルトでステーを共締めしました。

既存のボルトを利用するときはボルトの長さが足りるか確かめてください。今回のステーは厚みが3ミリだったのでボルトを純正より5ミリ長いものに変更しました。

それでは実際に新しいウインカーを取り付ける位置に仮組みして配線のながさを確認します。間違いが少ないのは細めの帯メジャーをフレームにマスキングテープで固定しながら純正フロント・リアウインカーが接続されていたギボシ端子までの長さを確かめるのが良いでしょう。

新しいウインカーの配線で長さが足りればいですが、長さが足りないときは配線の延長が必要になるのでこちらを参考にしてください。→『覚えておきたい配線加工の基本

配線は極力目に入らないようにした方がスッキリさせられるので細い結束バンドを使ってフレームに固定するのがオススメです。

配線が完了したらバッテリー配線を元に戻してちゃんと点灯するか確認しますが、理由はよく分かりませんがフロントはリアと逆でウインカーの黒色配線を車体の緑色配線と茶色配線へ接続、ウインカーの緑色配線を車体の黒色配線へ接続しないと点灯しませんでした。もし同じように点灯しなかった場合はフロントのギボシ端子を差し替えれば解決するはずです。

最後に

今回バルブ球ウインカーを使用しましたが、バルブ球ウインカー+LEDインジケータでインジケーターランプが1つのみの場合はインジケーターランプのプラスとアース線それぞれに整流ダイオードを組み込まなければいけません。

全ての作業に言えることですが始める前の準備をしっかり行なってから始めましょう。

この記事が少しでも役に立てば幸いです。

コメント

error: Content is protected !!