バイクの性能を向上させるために、エアクリーナーの交換は効果的な方法の一つです。
特にパワーフィルターに変更することでエンジンの呼吸が良くなりパワーアップを期待できます。
この記事では、バイクのエアクリーナーをパワーフィルターに変更する具体的な方法や注意点を解説します。
パワーフィルターとは
パワーフィルターとはエアクリーナーの一種で、従来のフィルターよりも空気の流れをスムーズにし、エンジンにより多くの空気を供給できるよう設計されています。
これにより、燃焼効率が向上し馬力やトルクの向上が期待できます!
パワーフィルターのメリット
– エンジンのレスポンス向上
– 馬力アップ
– トルクの増加
パワーフィルターのデメリット
– 交換後のメンテナンスが必要
– キャブレターの適切なセッティングが求められる
– 雨天時のパフォーマンスに影響を与える場合がある
– 排気とのバランスをとる必要がある
作業手順
STEP.1 エアクリーナーを外す
このエアクリーナーからキャブレターまでにあるインテーク(箱のような筒)にアクセスする為にガソリンタンクを外します。
ドラッグスターはタンクが大きいのでこの作業が私は1番面倒臭かったです…
タンクの次にエアクリーナーを外しますがエアクリーナーカバーの中央のボルトは飾りです。
エアクリーナーを外す際にキャブレターからのホースが1本接続されてるのでそれも外します。
STEP.2 キャブレターまわりの付属品を外す
エアクリーナーが終わったらキャブに繋がるボックスの番ですがネックカバーで隠されてるボルトもあるのでネックカバーを外しクランクケースからのホースも外しましょう。
ここまで来ると写真のようになりますが、 ボックスをなくす事によって白枠のブローバイガスホースが行き場をなくすのでフィルターを付けるかオイルキャッチタンクを買って接続してください。
私はオイルキャッチを自作してホースの出口が極力下側に行くようにしました。
ブローバイガスホースの行き先は決まりましたが、キャブからエアクリーナーへ繋がっていたベントホースには行き先が有りません。
大気開放していてもいいのですが虫や埃が入っても嫌なのでガソリン用フィルターの小さい物を付けました。
STEP.3 パワーフィルターを取り付ける
パワフィルターは小振りな物がなかなか見つからなかったので海外製の物をネット注文しました。
パワーフィルターの取り付けはキャブレターに直接バンドを使って固定するのでキャブレターの外径48ミリに合いうことと、純正タンクの底面とのクリアランスを考慮して好みのものを選んでください。
STEP.4 ガソリンタンクを戻す
ガソリンタンクの積み下ろしは面倒なので、ボルトの締め忘れやホースの繋ぎ忘れがないかしっかりチェックしてからタンクを戻しましょう。
タンクを戻したらキャブレターにガソリンホースを繋ぎます。
エアクリーナーがなくなりエンジンがよく見えるようになりました。
最終確認
1. エンジンをかけて、異音や異常がないか確認します。
2. 実際に走行し、パフォーマンスの変化を体感します。
注意点
1. キャブレターのセッティング
パワーフィルターに変更した場合、キャブレターの調整が必要です。
パワーフィルターに交換することで吸気が増えたため、薄くなったガソリンを濃くするようにしましょう。
2. メンテナンス
パワーフィルターは定期的なメンテナンスが必要です。フィルターが汚れてきたら、清掃や必要があればオイルの再塗布を行いましょう。また、定期的に交換することも大切です。
3. 雨天時の注意
パワーフィルターは水分を直接吸い込みやすい構造となっている場合があり、雨天時の走行には注意が必要で、水が侵入するとエンジンに悪影響を与えることがあります。
まとめ
バイクのエアクリーナーをパワーフィルターに変更することは、パフォーマンスアップに直結するため、愛車のカスタムには最適な方法です。
ただし、適切な手順と注意点を守ることで、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。
定期的なメンテナンスも怠らず、快適なバイクライフを楽しみましょう。
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