スイングアームピボットをベアリングに変更!

カスタム

今回はグラストラッカービッグボーイのスイングアームの部品交換です。

グラストラッカービッグボーイのスイングアームピボットのベアリングへの変更方法についてお話ししたいと思います。

このカスタマイズは、手間がかかるうえに効果が実感しにくいです。

しかし、オリジナルのスイングアームピボットはブッシュ式になっているため、摩耗やガタつきが生じやすいのでメンテナンス性やバイク自体の寿命などを考えるとベアリングに交換した方がいいでしょう。

実際、私がオークションで落札したグラストラッカーもブッシュになっていて、中で固着したシャフトを外すのにも一苦労しました。

用意したもの

今回の作業では専用工具は使いませんでしたが、使用後の使い道が無いようなものもあります。

用意した工具類は

17ミリのスパナ2本

17ミリのメガネレンチ1本

その他に

M10ナット3つ+予備2つ

M10ワッシャー3つ

長さ250ミリの寸切りボルト

外径25ミリのパイプ

倉庫にあった6ミリ厚の鉄板(外径30ぐらいのワッシャーを買うのを忘れた為)

です。

ベアリング以外の純正パーツは全て新品を購入しました。

作業手順

STEP1.ブッシュを抜き取る

事前に集めた情報でブッシュを叩き出そうとしても中で固着して取れないという記事を読んだので叩き出すより押し出す方を選びました。

内側よりも外側への方が距離が短かったので写真のようにブッシュに対して

ワッシャー・パイプ・ワッシャー・ナット・ナット・ナット・ワッシャー・鉄板(直径30以上のワッシャーで可)

をセットして

ダブルナットにした方をスパナで固定しながら外す側のナットを締めるだけ。

この時は17のスパナ2本でやりました。

反対側も同じやり方ですが、パーツを全部交換するならこんな感じで捨てるパーツを使えば大きいワッシャーとパイプは要らないですね。

M10ワッシャー26枚でも代用出来そうです。

STEP2.ベアリングを挿入する

グラストラッカー乗りの人はよくやっているそうですが、私もブッシュをベアリングにします。

ベアリングは日本トムソンのシェル型ニードルベアリング TA2020Z でボルティでは純正部品で使われています。

2020は20ミリで2025とか2030も有ります。どれも下2桁が長さです。

ベアリングを入れるのはめっちゃ大変でした。

まず真っ直ぐに入るようにして写真のはベアリング側をダブルナットにして鉄板側で引っ張る形で作業しましたが回す方はスパナじゃなくてメガネの方が軽さが違いました。メガネの方が楽です。それでも硬いんですけどね。

今度は反対側。

さっきと違って鉄板側にダブルナットでベアリングを押し込む形。

こっちの方が更に楽でした。

サービスマニュアルもないしブッシュの位置を正確に計るのを忘れてたので、だいたいこんなところだったかなと外からM10ワッシャー4枚分中に入れました。

シールは中にバネみたいなのが見える方が内側です。

これも入れるのが大変だったのでベアリングと同じように入れました。

で、完成。

新品シャフトがツルーっと入るのが気持ちいいです。

注意点

作業中は慎重に:機械部品を扱うため、特にボルトの締め付けには注意してください。緩みやすい箇所には、ロックタイトを使用することをお勧めします。

定期的なメンテナンス:ベアリングを取り付けた後も、定期的にメンテナンスを行い、状態をチェックすることが大切です。

まとめ

スイングアームピボットをベアリングに変更することは、けっこう手間はかかりますが、操作性や耐久性が改善されることを考えれば、十分にその価値はあります。新しいベアリングに交換した後は、ぜひ実際にライディングを楽しんで、その効果を体感してください。

以上で、スイングアームピボットのベアリングへの変更方法を説明しました。何か不明点や質問があれば、気軽にコメントしてください。それでは、楽しいバイクライフを!

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