バイク乗りの1年

よもやま

バイクに乗っていると「バイクのどんなところが楽しいの?」ってたまに聞かれます。

「夏は風を受けて涼しそう」とも言われますが、そんなことはほぼない…山にツーリングに行けば多少涼しくはなってもやっぱり暑いものは暑いわけで。

今回は1年中バイクに乗っていて感じる春夏秋冬について書いていきたいと思います。

これからバイクに乗ろうという方の気持ちを挫くことになるかもしれませんが悪いことばかりでもないのでお付き合いください。

春というと暦的には1月から3月となりますが、個人的に1月なんてまったく春を感じないので立春の2月から立夏までの4月末、2・3・4の3ヶ月の方がしっくりくるかな。

桜とドラッグスター250

2月

バイクに乗っていると外気温というのは快適さに直結してくる部分ですが、2月はまだ寒いです…

時速が10km/h上がるごとに体感気温は1℃下がると言われてるので車と違って風をもろに受けるライダーには日によっては震えるほど寒いのが2月。

でも1月に比べれば全然暖かいので外でシーズンに向けてバイクを弄ろうかなという気になってきます。

冬眠させていたバイクが不調になって焦るライダーが出てくるのもこの時期ですね。

3月

気温も上がってきて本格的にバイクシーズンが始まります。

桜が見ごろになると桜並木を走れる京都は人気のツーリングスポットです。

あえて人の多いところには行かずバイクにキャンプ道具を積んで、焚き火でお湯を沸かしてコーヒーを飲むというのに憧れてます。

4月

毎日がツーリング日和になる4月!

私は基本的にソロツーですが、週末はマスツー(大人数でのツーリング)の人達ともよくすれ違いますし、方向が同じだと同じグループみたいになちゃったりします(笑)

しかし、どこもかしこもライダーで溢れかえり一部のマナー違反で肩身が狭くなるのもこの時期…

それでもやはり1年を通して私が1番いい時期だなと思うのはやっぱり春。ツーリングしていて花のいい匂いがしたり冬に枯れ草ばかりだったところが緑に変わっていたりして目にも気持ちいいです。

この時期は免許取得者も増えて交通量が多くなるので安全運転を心掛けるとともに周囲を意識する必要があります。

真夏日に内海までソロツー。

暑くてヘルメットの中は汗だく。

5月

5月といえばゴールデンウィーク!

社会人にとって待望の連休で道の駅や高速のサービスエリアもバイク乗りでいっぱいです。

私は愛知住みですが、北海道や四国・九州にお泊まりツーリングに行くという羨ましい人達もいます。

なかなかお泊まりツーリングは行けないけど、日帰り温泉ツーリングもいいなぁ。

6月

梅雨です…

私は年中バイク通勤ですが、やっぱり梅雨の時期は面倒です。カッパを着るのが。

しかしながら、雨の中を走るというのもライダーとしては経験の一部だと思います。

雨の中のブレーキングやカーブの曲がり方など晴れの日とはかなり変わってくるので安全運転を意識しながら走ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

気温的には過ごしやすいのでカスタムやメンテナンスをするのにはいい時期ですね。

7月

夏本番!どこに行っても暑いですが、ツーリング先は海や山になりがち。

山なら峠道を走ると木陰で涼しさを感じられるし、隣に川が流れているところなら清涼感抜群!

海は海岸線を走るルートなら爽快感が味わえるけど直射日光を浴びるので暑さはハンパないです。

どちらにしても水分補給は欠かせないし、日焼け止めもした方がいいですよ。

海岸沿いを走るのはなぜだか気持ちいです。

8月

お盆休みの連休ですがまだまだ暑い日があるので私はもっぱら山へのツーリングが多いです。

基本的に高速道路は使わずにツーリングルートに峠道を1つは入れるようにしてプランを練ります。

なので行き先は高原が多いですね。

ただ、この時期は行くまでが暑いのに高原近くのトンネルは寒かったりするので荷物の中に服を入れて状況に合わせられるようにするといいですよ。

9月

9月といえば紅葉の時期ですね。

私の近場だと香嵐渓あたりですが渋滞も凄いです。

なので紅葉している山が見える道の駅で地元の美味しい物を食べるツーリングに行くことが多いです。

オートキャンプ場でキャンプをするのも秋の夜長にいいんじゃないでしょうか。

10月

10月というとなんでしょう?

特にこれといったイベントもないような気がしますが、気候的には良い時期なので毎週のようにカスタムしたり整備している自分しか思い出せません。

冬は寒くて写真も撮る気なならず….

11月

だんだん寒くなる11月。キャブレター車だと燃調を変えようかという時期です。

気温が低いこともあって、ツーリングの目的地やルートに気を使います。

12月

雪が降る地域もありツーリングに行く機会が減り、屋外でのカスタムや整備が億劫になりがち。

人によっては乗り納めしてバイクを冬眠させる時期になります。

1月

気温もかなり下がり、朝は路面が凍結している日も出てきます。

年中バイクで通勤している私ですが、1月はホントに辛い。朝は起きたらまず気温と天気のチェックをして路面が凍結している可能性を考えます。

過去に帰宅途中に凍結した道路で前輪が滑りすっ転んだことがあります。片道で2回。

なので1月にはあまり良い思い出はありませんね。

最後に

つらつらと書きましたが、やはり冬や夏はライダーにとってかなり厳しい季節です。

冬用ウェアやグローブの進化は素晴らしく、防寒性能がかなり向上してますがそれでも寒い。

夏のウェアはメッシュ素材や冷感シャツなどもありますが汗だくになります。

それでもバイクに乗るのは、他人とは違う自分自身のこだわりをバイクに反映し、バイクとライダーが一体となりコーナーを曲がる楽しさを知り、バイクを通じてだからこそ出会える人たちがいます。

雨に濡れ、直射日光を浴び、決して快適な乗り物ではありませんが、乗らなければ経験できない面白さと出会いがあるのがバイクじゃないでしょうか。

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