メインハーネスの引き直し

カスタム

ドラッグスター250をもっと自分の好みに寄せるためにメインハーネスなどをごっそり入れ替えた時の話です。

ここまで大掛かりなことは今までやったことがなかったので不安もありましたがお盆休みを利用して3日間かかって作業しました。

溶接もしているため一般的なカスタムとは言えませんが何かしらの参考になれば幸いです。

はじめに

この作業はドラッグスター250の純正タンクを汎用のピーナッツタンクに換えたい!というところからスタートしてます。

タンクを換えると全体の印象がかなり変わるので、それに合わせてシート下のスペースも変えることにしました。

汎用ピーナッツタンクを載せる前に

①バッテリーケース

②電装ボックスとステー 

③イグニッションコイルステー

④スピードメーターステー

⑤メインハーネスのスリム化

を完成させて、これらを一気に替えます。

1日目

まずシート下の純正ボックスとメインハーネスを取り除きました。

この後フレームから出ていたボックスを支える部分やサイドカバーの留め部やら要らない部分を切断して綺麗に擦りました。

フレームへの溶接はこのボックスステーのみ。

6ミリ厚の鉄板をフレームに合うように擦り合わせてから溶接。

塗装は錆びないようにする為だけの簡単塗装。

6ミリの鉄板を使用したので家庭用の100V溶接機では溶け具合にちょっと不満は有りましたがしっかり溶接できてます。

バッテリーケースは電装ボックスの下のフレームにスイングアームがギリギリ干渉しない部分があるのでそこへボルト留め。

電装ボックスを取り付けて配線を中に詰めてクリアランスを確認。

ここまでで1日目が終了。

2日目

ピーナッツタンクに替えるとなると配線を隠す場所がほとんど無くなるので配線をいかにスッキリさせるかが肝でしたが、写真の緑枠の部分を少しカットして出来た穴からネック部分のもともとキーシリンダーがあった空間に配線を通します。

配線のスリム化で1番気にしたのは配線の分岐は電装ボックス内とネックの空間内だけにしてタンクの下の配線を極力少なくすること。

おかげでどの配線を何本に分岐するのか分からなくなったりするので1本1本用途を記入しておくと分かりやすいです。

ピーナッツタンクの仮置き写真。

ドラッグスターの純正タンクはかなり大きいのでピーナッツを載せるだけで雰囲気がガラッと変わります。

写真ではタンクの後部が上がっていますが実際にはこの後タンクのトンネル部分をフレームに合うように加工しました。

ピーナッツタンクに換えると高さ的に純正キャブが接触して使えない為、SR400三型のキャブレターを流用します。

このキャブにはスロットルポジションセンサーは有りますがフューエルカットソレノイドとキャブヒーターは付いていないのでフューエルカットソレノイドの配線はメインハーネスから取り除きました。

キャブヒーターはパイロットスクリューの両隣にタップを切って接続。

この日は配線がほぼ完了してエンジンをかけようとしたら全くかからず四苦八苦しましたが、結局はイグニッションコイルの配線を前後で差し間違えてたという基本的失敗に気付いた時には夕方で作業終了。

3日目。

電装ボックス作成中に気付いていたのですがボックス内にレギュレーターが収まらないのでボックスステーにタップを切ってその上にレギュレーターを固定することにしました。(現在はここから違う位置に変えてます)

タップはM6を使用。

5ミリの穴を開けてタップを切るだけです。 ステーに対して垂直に穴を開けてタップを切るのが慣れないと難しいと思います。

この時もフロントとリアのウインカーの配線で悩んでいた記憶があります。

市販のウインカーの配線は緑と黒がほとんどだと思いますがフロントをプラスに緑、黒をアースにするとリアは逆でプラスに黒、緑がアースになるんですが今だにそこがよく分かりません。

毎回そういうものだと処理してますがなんだかスッキリしない。

それと問題点がひとつ。

純正タンクには警告灯が付いてますがフューエルカットソレノイドの配線を外すと、エンジンもかかるしウインカーもちゃんと出るけど警告灯が点灯しっぱなしになります。

この時は何かあった時のために残しておくかと警告灯をそのままにしましたが、やはり警告灯が点灯しているのは気になるので警告灯の配線を抜きました。

後日

完成したピーナッツタンク。

キャブレターも横出しになり純正タンクの時に比べて、少しスポーティな感じになったと思います。

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