ドラッグスター250の純正タンクは容量が11リットルもあって長距離ツーリングでも安心して走れるけど車幅を細くしたいのでタンクを小さい物に変えたい。
ということで、汎用ピーナッツタンクに交換します。
ただ、そこには問題もあってタンクが乗る部分はフレームが真っ直ぐではないため、買ってそのままの汎用タンクでは座りが悪く、ステーだけでなんとかするのは私の思う「カッコいい」とは違ってしまう。
ピッタリと収まるようにトンネルとベロ部分の作り直し、さらにタンクを少し深めに載せるためにキャブレターとインマニを変更して横出しに変えます。
まずはトンネルの材料を準備。
1ミリ厚の鉄板2枚にRをつけ溶接してからフレームと同じ「への字」になるようにカットしてまた溶接。
トンネルが準備できたのでタンク本体のトンネルとステー部分を慎重に切ったり削ったりして取り除きます。
パテ埋めして塗装する前提であれば大胆にいけるかもしれないけど初めてのタンク改造だったのと、地金にクリア塗装の予定なので無駄な傷が出来ないよう非常に気を使う大変な作業だった…
タンク本体の削りが終わったらフレームの山部分がタンクの中のどの辺に来るのがベストか、何度も寸法を確認してトンネルを仮付け。
溶接すると少なからず歪みが出るのでトンネルの溶接は少しずつ熱が加わり過ぎないように注意して。
トンネル部の溶接が終わって、はみ出た部分は全部擦り落とすつもりだったけど強度確保のために1ミリぐらいリブとして残すことにした。
汎用タンクはいろんな車種に取り付けられるようにガソリンコックを付けられる部分が3箇所もあったのでトンネルの横だけ切り取って埋めました。
あっても使わない部分だし、要らないものは付いてない方がスッキリしてて良い。
タンク後方は四角フレームに載るのでステーも「コの字」に曲げた物を作って、 実際にフレームに乗せた状態でバランスを見て溶接。
自作のインマニとSR400のミクニVM式キャブ、ラウンドパワフィルを取り付けてタンクを載せてみるといい仕上がり!
この時は純正タンクのステーが邪魔していますが、切り落としてあと5ミリぐらい前に出してます。
よく見るエアクリーナ一の横出しキットではフレームの上にタンクが浮いたような見た目になってしまうのが嫌だったのでインマニを自作してドラッグスター250のキャブレターをSR400の3型キャブレターに換えて横出しにします。
自作したステンレスインマニですが、クリアランスの計算ミスで枝部分が溶接で短くなってしまった為に両側ともガスケットシートを何枚か入れる羽目になりました…
キャブとインマニはシリコンホースで繋げています。
横出しになっている為パワフィルが雨の直撃を受けないようにカバーも作成。
キャブレターの蓋に貼ってあるのはアルミシールです。
蓋が樹脂製なので静電気の除電が出来たらいいなと。
SR400のキャブにはガソリンホースの他に3本ホースを繋ぐ場所がありますが1番太いものはエアクリーナーに繋がっていたもので、残りの2本は大気開放。
雨の侵入を防ぐためにベント管を作成して写真のように短いホースで繋いでます。
そのまま付けただけでは全然燃調が合わないので何度も何度も試走を繰り返して調整しました。
純正タンクの時に比べてかなり細くなって満足。
タンク容量は6.2リットル。
コメント